2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

糖尿病2 糖質制限2カ月後の成果

5月の採血でHbA1cが糖尿病域となり、糖尿病を指摘されて以来、流行りの糖質制限ダイエットを続けてきました。約2カ月の結果は、体重マイナス6kg標準体重まであと少しというところ、HbA1cはマイナス0.6と正常範囲に戻りました。肝機能異常も改善し、炎症…

ベーチェット病のゲノムワイド解析 IL23とIL10

ベーチェット病の疾患感受性遺伝子領域 以前から何回か採り上げているベーチェット病に関連した患者側の遺伝子変化ー一塩基多型について、世界から同時に二つの報告がなされました。一つは日本からで、ともにNature geneticsの2010年8月号に掲載されました。…

子宮内でのコルヒチン曝露後の妊娠の転帰

内容および翻訳上の間違いを含め、一切責任はもてません。参考とされる場合は、どうぞ各自の判断と責任で行ってください。 Orna Diav-Citrin, et al. American Journal of Obsterics & Gynecology, 2010,02,063 Article in press目的:コルヒチンの胎児への…

お酒

前回の入院以来わずかですが肝機能が上昇していることが気になっています。重症となったこともあるのに、医者なのに、まだまだ支えるべき家族があるのに、と言われると返す言葉がありませんが、体調が落ち着いているときに、適量のアルコールは良いのではと…

糖尿病 その後

6月から食事療法を始めて約1カ月半、この間体重は約マイナス5kg、少しピッチが速すぎました。もともと体重を落とす余地がたっぷりあったということなのだと思いますが、ここへきて低下のピッチはとてもゆっくりになってきました。 リバウンドや継続性にも注…

ICLS 救急蘇生講習会

少し前になりますが、日曜日一日かけて救急の講習会に参加してきました。 自分の専門分野は別にあるのですが、医者の基本は「目の前の病気の患者さんに適切な治療がしてあげられること」、そんな想いが自分の中にはいつもあります。細分化が進んだ医療の中で、…

ベーチェット病の死亡率 

Saadoun et al. ARTHRITIS & RHEUMATISM 2010 1002 ACCEPTED D Saadoun, B Wechsler, K Desseaux et al. Pierre et Marie Curie-Paris VI University, France膠原病領域では、メジャーな雑誌であるARTHRITS & RHEUMATISM に採用され、インターネットでは公表…

フランスの一病院における1974年からのベーチェット病の予後報告

ベーチェット病患者におけるTNF遺伝子多型ーメタ解析の結果

Archives of medical research 41,2010,142-146. Zahi Touma,Chantal Farrha, Ayad Hamdan, et al.背景と目的:腫瘍壊死因子(TNF)遺伝子の、-308,-238,-863,-857,-1031の部位での多型は、さまざまな人種においてベーチェット病との関連を研究されてきた。こ…