2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
医学情報を解釈する上で是非ご理解いただきたいことがあります。医学情報はいつも絶対に正しいというわけではありませんし、患者さんすべてに当てはまるわけでもありません。医学研究は統計学の手法を用いて、二つのグループで有意な差があるかを、一定の基…
私が医者になった頃は、海外の医学論文を探すときには業者に依頼して検索しなければなりませんでした。役に立ちそうな文献を依頼しても、手元に届くまでに数日を要しました。ここ数年程は自宅や職場のパソコンのキーボードをたたくだけで、その時点での最新…
Behçet's disease: comparing 3 decades of treatment response at the National Eye Institute. Can J Ophthalmol. 2008 Aug;43(4):468-72Kump LI, Moeller KL, Reed GF, Kurup SK, Nussenblatt RB, Levy-Clarke GA. National Eye Institute, National Inst…
Inflamm Bowel Dis. 2008 Sep;14(9):1259-64より Naganuma M, Sakuraba A, Hisamatsu T, Ochiai H, Hasegawa H, Ogata H, Iwao Y, Hibi T. Department of Internal Medicine, School of Medicine, Keio University, Tokyo6例の激症腸型ベーチェット患者をイ…
私たち医師は、患者さんの病状の個人差やお考え、不安などを配慮した立場で接する責任があると考えています。このため自分の説明で、患者さんに誤解を招かないか、不利益を生じないか、などと情報を提供する際に考えます。まして患者さんの情報が間接的であ…
ドラッグ・ラグの側面として、断片的な情報が先行するため、その人にとっての安全性などの確認が不十分な状況でも、個人輸入などの方法で治療が開始されることが問題となります。厚生労働省としても、こうした問題の存在は十分理解しており、定期的な検討の…
出典 http://www.fda.gov/cder/aers/potential_signals/potential_signals_2008Q1.htm Potential Signals of Serious Risks/New Safety Information Identified by the Adverse Event Reporting System (AERS) January - March 2008 Tumor Necrosis Factor (…
ベーチェット病の眼病変に対して、インフリキシマブが承認されたのは2007年1月26日、関係者のご努力に陳情を重ねて4年の歳月を要しています。これは画期的なできごとでしたが、今のところ血管・神経・腸型ベーチェットに関しては認可される予定はたっていま…