ICLS 救急蘇生講習会

少し前になりますが、日曜日一日かけて救急の講習会に参加してきました。
自分の専門分野は別にあるのですが、医者の基本は「目の前の病気の患者さんに適切な治療がしてあげられること」、そんな想いが自分の中にはいつもあります。

細分化が進んだ医療の中で、専門領域において、より熟練した治療が求められるのとは裏腹なのですが、generalistとしての対応、特に初期救急は自分の中ではこだわりのあることの一つです。

医者になりたかった、本当になりたかった。苦痛を感じ、困っている人の力になりたかった。

そのことが、ひ弱な自分がどうしてよいのかわからなかった若かった頃の自分の存在の確認であり、よりどころになっていました。

講習では心停止から10分以内に何をすべきかを中心に叩き込まれました。自分の専門分野では救急を扱うことも少なくはないのですが、自分の経験で慣れたものとは違う新しい経験をさせていただきました。ほぼ立ちぱなし、講義を聞きながらの昼食でした。

9時間にもわたり休日をいとわずご指導いただき、より有効なシステムの開発に配慮いただいた先生、講師の皆さんに心からお礼を申し上げます。次からは講師側としての参加を求められておりますが、できる範囲で協力させていただきたいと思います。

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