2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

わずかであっても着実な進歩を

たくさんの医学研究がなされています。 医学研究の目的は、患者さんの病気の治癒や症状が改善されること、より優れた診断法が確立される、病気のメカニズムかわかるといったことが、相互にからみあっています。 医学の世界も、恐らくは他の職場と同様、個人…

ベーチェット病に伴う亜急性縦走性脊髄炎

Subacute longitudinal myelitis associated with Bechet's disease Inter Med 49:343-7,2010神経ベーチェット病は、ベーチェット病の5-49%に見られるとの報告があるが、脳幹と大脳基底核が好発部位であり、脊髄炎は稀な臨床像である。 今回我々は全身の硬…

抜歯後に再発した神経ベーチェット病の1例報告

A Case of Recurrent Neuro-Behcet Disease after Tooth ExtractionSeong-Min, Yun-Ju Choi,Joon-Tae Kim, et al. Journal of Korean Medical Sciece 25, 185-7,201039歳の緩解中の神経ベーチェット病患者が抜歯10日後に、知覚障害を伴う左半身まひをきたし…

ガイドライン

患者さんの診断が確定して治療方針を決める際に最近はガイドラインという病気ごとに決められた手引書が参考にされます。ガイドライン=基準書と訳すと、何かこれに従わなければいけないかのようにも感じられます。実際、ガイドラインが多く作られるようにな…