巣立ちのとき

今年は3月下旬に一気に暖かくなって、昨日も家族で散歩した、かつて君が通った小学校の校庭の桜もちょうど満開だ。そして桜の花が満開の中で君は巣立ちのときを迎えた。
子育ての時期は慌ただしいけれども、その大切さや暖かさは後でわかると何人もからいわれた。君と過ごした歳月はかけがえのないものだけれど、私は仕事に追われて、いや正確には自分に余裕がなくて、十分には向き合えなかったように思う。それでも、できるだけ機会をとらえて、父として、ひとりの人間としてありのままの姿を伝えようと話してきたつもりだ。

巣立ちはいつも、少し不安の中でその時を迎える。かつて私もそうであったように。 いつか振り返った時、あの時から一人で歩き始めたのだと気づくでしょう。
自分が興味の持てることならば、どの道を選ぶことになっても、その道で頑張れれば良い。決して他人と比べる必要もない。
君は私にない明るさと強さや優しさをもっている。大丈夫、君らしさを大事にして、前を向いて頑張れば良い。自分なりによく考えて頑張れ、3年間の皆勤と卒業、本当におめでとう。

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