国際会議2日目

今日の会議は基調講演から始まり、眼病変、神経病変のセッション、ポスター発表まで参加しました。急遽予定が調整できて最終日まで参加できることとなったため午後5時過ぎに宿泊先を確保するために会場を後にしました。

今日の収穫はランチョンでの慶應大学の桑名先生のお話で、病態形成におけるT細胞の関わりの現状での理解を整理することができました。できればハンドアウトがいただければと思うほどの充実した内容のお話でした。

ポスター会場では何人かの既知の先生方と意見交換もできて有意義な時間を過ごすことができました。

明日は最終日です。専門外の私にとって短期間で全体像を知るまたとない機会ですので最後まで勉強させていただきたいと思います。

眼病変の頻度の低下、軽症者の増加など、時代と共に病像が変化しつつあることも良く理解できました。相対的に、特殊型の中で腸病変の頻度が高くなっているようにも思えるのですが、実数の年次報告がわからないので何とも言えません。

あらためて思うに、複数の胸部・腹部臓器が侵される疾患はいくつもありますが、眼や皮膚など窓口となる診療科がこれだけ多岐にわたる病気も少ないので、基礎治療としてこの薬というのは概ね決まっているとしても施設間の振れ幅がかなり大きいように思います。これが疾患として統一したガイドラインを示すことの難しさなのでしょう。

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