地震発生から一週間
被災された方々の気持ちを考えると居ても立ってもいられない気持ちです。せめて短い期間だけでも避難所を回れないかと交通手段を調べてもみましたが、那須塩原以遠は新幹線は止まっています。陸路は支援物資を積んだ車両優先とも聞いていますので、個人で現地入りするのは、実効性という点でも空回りしてしまう可能性もあります。
私には病気がありますが、幸い今は短期間の負担なら耐えることはできます。たくさんの命をみて、年齢を重ねるにつれて、生きているというより、生かされているのではないかと思うこともあります。大きな命の営みの中で、「小さなことであっても、あなたにはこんなこともできますよ」と。
この一週間、私の病院では計画停電に対応して診療を行ってきました。ある日は朝８時から診療を始め、別の日は午後から始めて、夜まで診療が及ぶことなど、綱渡りの診療でした。幸いに、混乱はありましたが大きな問題を生じることなく診療を維持することができました。
