同僚の訃報

昨日、かつて共に働いたことのある医師の通夜に参列しました。私ともさほど年の変わらない素晴らしい医師です。
難関国立大学を卒業されて地元に帰られた先生でした。私の高校の同窓であることを通夜の席で初めて知りました。最先端で知られる研究所でも研究され、その柔らかなお人柄からは伺うことのできないハードな経歴をお持ちなことを遅ればせながら知った次第です。
センター試験会場で監督をしていたとき、偶然先生のお子さんを見つけましたが声をかけることはしませんでした。その後、先生がかつて教鞭を務められた国立大学医学部に合格されたことを知って本当に良かったと思っていました。
もう少し近くにいることができればお役にたてたかもしれない、知り合ってからの期間は長かったのにもう少し互いを話せていれば、違った展開になっていたかも知れない。そう思うと本当に残念でなりません。
今はただ、恐らく先生が一番案じているであろうご家族が力強く生きていかれることを祈るのみです。同じ道を歩き始めたお子さんを陰ながら見守っていこうと思います。

後日、自分の病状を客観的に理解し、患者さん一人ひとりの引き継ぎを心配されていたと間接的に伺いました。患者であると同時に最後まで医師であったのだと思います。きっと先生は否定されると思いますが、お疲れ様と申し上げたいと思います、そしてありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。

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