新型インフルエンザワクチン接種

新型インフルエンザワクチンをうってきました。
インフルエンザ診療に携わる医療関係者が優先され、19日から接種が始まりました。外来診療での自身の感染や抵抗力の下がった入院患者さんへの感染源にならないようにという意味があります。
不活化ワクチンですので、ワクチンをうったからといって、インフルエンザになることはありません。ワクチンは感染の予防が一番の目的と考えがちですが、インフルエンザのワクチンに関しては完全な予防は不可能で、むしろ重症化を防ぐという意味合いの方が重要です。副作用としては、注射した部位の腫れや痛みなどが多く、だるさや微熱などもありますが、重症のものは頻度的には極めてまれです。稀な副作用も知ることは必要ですが、それを恐れるあまり目の前のリスクを見落とさないようにすることも大切です。まったく安全ということはどんな場合もないと考えて良いと思います。その危険の度合いを判断することが必要ですが、多くの人に適用される場合は、イベントの頻度や大きさなどはかなり評価されていることが多いものです。その上で、自分が稀な副作用にあたってしまったら、やむを得ないと考えています。
これまでも通院中の患者さんが体調不良を訴えられ、結果的にはインフルエンザであったことありました。新型インフルエンザワクチンをうてただけ、重症インフルエンザになるリスクは減ったのだと考えています。自分でできるインフルエンザ予防策をしつつ、この冬を乗り切りたいと思います。

にほんブログ村 病気ブログ ベーチェット病へ
にほんブログ村