学会参加

京都で開催されている学会に参加しています。年に一度の大きな学会で、1万5千人もの医師の参加が予想されています。
クローン病などでのレミケードの使用成績は多数報告され、目新しくはなくなっています。腸型ベーチェットについては、イムラン(アザチオプリン)の有効性が小数例で報告され、ステロイドの減量に有効であったとの報告はありましたが、目新しいものではありませんでした。
炎症性腸疾患については、新しい知見は世界からインターネットを通じて知ることの方が多く、日本の学会でまったく新しい治療を知ることは殆どないように思います。小数例を対象にした小さな改善や知見の積み重ねを確認する場となっていて、少し歯がゆく感じるところもあります。真に新しいアイディアは、他人にまねされて横取りされないように自らが英文論文として発表するまで、国内では発表しないことも少なくありません。
一方、内視鏡などの領域では日本がかなり世界をリードしているのも事実です。明日は同僚2名の発表に立会い、いくつかの講演を聞いて帰る予定です。


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