東日本大震災ボランティア

新任地への異動の狭間に思いがけずつくれた時間で、心にずっと引っかかっていた被災地でのボランティアに参加してきました。
震災発生時から医療ボランティアに参加したいと思っていましたが、私の施設からの交代派遣には参加できませんでした。何回となく流れた被災当日の報道写真を見たときの気持ちが今も残っていて、自分の目で見て確かめたいと今回は個人の立場で参加しました。地域の医療施設やボランティアセンターに電話で問い合わせて、医療者としての需要があるか確認しましたが、短期的な需要はないとのことでしたので、瓦礫掃除隊のボランティアとして参加しました。

ボランティアセンターに午前8時30分までに着いて、登録用紙を提出します。用紙に、氏名、住所、ボランティア保険加入の有無や資格などを記載し、希望の活動内容には「何でも」と記入しました。登録順に機械的に、10数人が同じ活動サイトへ振り分けられました。旧公民館の跡と思われる所に、乗合で集合し、未だに残るバイク、ガスボンベ、漁具、瓦やガラスなどの瓦礫を片づけました。瓦礫を覆うように草が生え、背の高い草を刈らないと隠れてしまうような瓦礫が片づけられず、瓦礫を片づけないと下草は刈れないことを知りました。食器や漫画、トロフィーなど、所有者を忍ばせるようなものもありました。泥をかぶったAED(自動電気的除細動器)があり、つけられていたタグからは2月中旬に充電が行われていた様でしたが、恐らく使われることはなかったのでしょう。その後、周囲の草刈りなど含めて、1日に午前・午後5時間程の活動になりました。
















震災から6か月以上も経ちましたが、瓦礫はまだまだあちこちに見られ、失われた街並みと、街の中心部にビルの高さ程に積み上げられた瓦礫の山を見るにつれて、震災の大きさに恐れを感じました。帰宅して写真を見返すうちに、現地ではできなかったのですが、線香を手向けて、改めて犠牲となられた方々のご冥福を祈りしました。


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