新しい職場

10月1日付で新しい職場に赴任しました。

実質的な仕事は明日からとなります。8月から部門立ち上げのため交渉を重ねてきました。まだまだ予定の機材が納入されていなかったり、IT環境も予定の整備が完了していないこともあって不安材料は多いですが、赴任するメンバー全員で精一杯頑張ろうと話しています。

赴任に際していくつかのことを決めました。

部門の中で毎日2人をオンコール当番として、自分の専門とする領域では24時間365日対応することです。急患が重なったり、一人では手におえない状況でも、2人いれば客観的な判断と対応が可能となるからです。オンコールの間隔は短くはなりますが、この方が精神的にはずっと楽なはずです。

安全確認のために、医師同士でのダブルチェックを徹底すること。特に抗がん剤治療や侵襲的な治療など、注意を要する治療では皆で確認してからゴーサインをだすこととします。人は誰でも間違えることを前提にした対策です。

もう一つは、末梢なことですが、私たちの診療科では患者さんからのお礼を一切受け取らないことです。自分が病気になってよくわかるのですが、患者さんは病気に対する苦痛と同時に、社会や家族に関する不安定な要素を抱えています。少しでも余計な心配をすることなく、治療に専念していただきたいと思います。徐々にこれが当然のこととして、皆の意識の中に広がって欲しいと思っています。

さあ、勝負の一週間の始まりです。頑張らなくては・・・。病気をもちながら仕事を変わることには不安があります。短期の入院の際に取ったくらいで、ほとんど取ることのなかった有給休暇もリセットされ、これを機会に体調が悪化したらと、どうしても考えてしまいます。今は体制作りと医療安全の確保が最優先です。休めるときはしっかり休んで、長期戦に備えようと思います。

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