内視鏡検査

腸型ベーチェットの検査としては、大腸内視鏡検査は最も大切な検査です。私は昨年は5回検査を受けました。加えてカプセル内視鏡も2回経験しました。

私自身は大腸内視鏡検査はあまり苦痛ではありません。S状結腸から下行結腸の移行部を超えるところで痛みがありますが、後はそれほどでもありません。検査の難しいところ、痛みの出るところもわかるので、検査医が検査しやすいようにお腹を圧迫したり、「こうしてみようか」などと口を出しますが、極めて協力的な患者です。
大腸検査の当日は、検査の4時間前を目安に下剤を2L飲むのが普通です。私は飲み始めてから30分位で排便が始まり、2時間の内にはおさまってしまいます。これで、ほぼ便の残りもなく観察しやすい状況となります。前日の食べ物として、便に残りやすいキノコや種のある果実などは避けます。朝自宅で飲んで職場へ行き、自分の患者さんの診療が一段落したところで、私が患者となり同僚に検査をしてもらいます。検査後は私もまた通常診療に戻ります。出血性ショックとなった時を除けば、まずは患者さんが一番、次に私が患者となります。

上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)は自分で実施することもあります。経鼻内視鏡ができてからは、自分で検査しやすくなりました。自分で検査する姿はあまり想像したくありませんが、その時は真剣に検査しています。

学情報の紹介が、ここのところ多忙でできません。
難病センターのベーチェット病に関する記述が昨年11月に改訂されていました。ここでもご紹介したことがある自己炎症症候群や炎症を仲介する微生物レセプターなどの説明も含まれ、updateされています。まだ、閲覧されていない方は是非ご確認ください。ベーチェット病研究班の皆様にお礼申し上げます。


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