私のベーチェット2008年12月

昨年の今頃は、関節痛や微熱、寝汗などが強くて、日曜日には少しでも寝て翌週に備えることしか考えられませんでした。精神的にも落ち込み、気分転換にと30分も散歩すると横になりたくなり、そのまま引き込まれるように15分程眠りに落ちて、目覚めると寝汗でびっしょりという状態でした。慢性的な炎症の持続により体力も低下し、少し負荷をかけただけで疲労困憊してしまいました。交感神経が優位となり、四肢の血管は収縮して、白く、冷たく、血圧はいつも高めでした。
2008年夏に大腸潰瘍からの出血を起こし入院してからは、治療は基本的には変わりがありませんが、症状は少しずつ改善し、手足の血の気が戻り、血圧も下がりました。ここ2-3年は体の苦痛に加え、辞めていくスタッフも多く、職場を休めない中で、避けられる負荷は回避していましたが、一方では消極的な仕事となることへのジレンマもあり、ストレスの多い日々を過ごしていました。入院をきっかけに病状を自分だけで抱える必要もなくなり、精神的に楽になったことも影響しているように思えます。精神的に安定すること、十分な休息をとることが、この病気にはとても大切なことを実感しました。
現在の処方:サラゾピリン6錠分3、ムコスタ3錠分3、アゼプチン2錠分2(アレルギー鼻炎・皮膚炎)、ラミシール1錠朝(白癬の薬です。レミケード導入となった時のことを考えて、治療可能なもの、ワクチンなどは済ませる方針です)、他にビタミン剤など。炎症の再燃があれば免疫抑制剤を追加し、大腸潰瘍がコントロールつかなければレミケード導入を主治医と相談しています。
巷にクリスマスソングが流れる季節を迎え、これから寒さは一段と厳しくなるでしょうが、病気をもつ人も、もたない人も心温まる年末年始を迎えられることを願わずにはいられません。




研修、結婚、長男の誕生など、夢中で過ごした頃のクリスマスに流れていたCMをみつけました。
改めてあれから流れた時間を感じる今日この頃です。


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