震災から3年

3年前の今日、東日本大震災が発生しました。
その時私は検査中でしたが、突然停電となり、以後の検査を中止しました。徐々に被害の大きさがわかり、病院としても対応しましたし、しばらくたって個人的にボランティアとして現地に参加しました。

今なお仮設住宅が解消されないこと、心身ともに傷は癒えていないことも報道されています。本当に言葉にならない思いです。時間がたつにつれ、医療者としても、瓦礫処理のボランティアとしてもできることはなくなってきています。

たくさんの患者さんを見送ったときに、ご家族が言われた言葉があります。それは「ありがとう」です。患者さんが病状を理解し、淡々と話された思いは、最愛の家族を気遣う言葉ばかりでした。震災に巻き込まれた人たちが最後の瞬間に思ったことは、「家族や大切な人の安全を祈り、しっかり生きて行ってほしい」、ではなかったかと思います。

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